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新年のご挨拶

新 年 の ご 挨 拶


一般社団法人日本ソース工業会
会 長  石 垣 幸 俊


新年あけましておめでとうございます。
会員の皆様方の益々のご隆盛、ご繁栄を心よりお喜び申し上げます。

2020年は、新型コロナウィルス感染拡大に伴う外出自粛や飲食店の休業・時短要請などにより、消費者の生活様式が一変した1年となりました。
食品業界におきましては、外食産業の売り上げが大きく落ち込んだことから、外食店向けの業務用食品の販売は厳しい状況が続いております。一方、市販用食品の販売については、家庭で料理をする機会が増えてきたことから比較的好調に推移しております。

ソース市場に関して申しますと、2020年4月~11月までのウスターソース類のJAS格付数量は33,217klと、前年同時期より7.0%の減少となりました。やはり、新型コロナウィルス感染拡大の影響を大きく受けて、上記食品業界全体と同様、家庭用製品の販売は安定的に推移したものの、外食・給食向け等の業務用製品の販売が伸びなかったことが全体的には減少となった要因と考えますが、しばらくはこの傾向が続くものと思われます。

そのような状況の中、会員各社におかれましては市場の活性化・需要喚起を目指し、減塩・糖質オフ・カロリー控えめなど健康志向を反映した製品、原料や製法にこだわった高付加価値製品、さらには他業種とコラボした新しい発想を取り入れた製品を展開し、さらには専用ソースによるメニュー提案の継続など、様々な取り組みを行っているところです。

ウスターソース類は、食の魅力を最大限に引き出す、自然の恵みを活かした調味料であり、まだまだ日本の消費者に愛される魅力的な調味料だと確信しております。
コロナ禍の中、当面、イベント等の実施は困難な状況が続くとは思われますが、日本ソース工業会は、ソースの需要拡大、そしてソース業界全体の発展に向けて、メーカー間の連携も視野に入れながら、2021年度も「第16回食育推進全国大会inいわて」への出展をはじめとする消費対策事業を核とし、若い世代を中心としたたくさんの方々に、もっとウスターソース類の特徴、魅力、素晴らしさを伝える活動を行って参ります。

本年も工業会の運営に対する会員皆様方のご理解とご協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

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