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新年のご挨拶

新 年 の ご 挨 拶

 

一般社団法人日本ソース工業会
会 長 池 田 章 子   

 

あけましておめでとうございます。

新年を迎えるにあたり、皆様方のご繁栄とご健勝を心からお祈り申し上げます。

食品業界においては、平成27年4月の食品表示基準の施行から3年目を迎えることとなり、原材料名、アレルゲン、製造所固有記号の表示方法の変更、栄養成分表示の義務化など、新基準による表示への移行期間は、残すところあと3年となりました。また、加工食品の原料原産地表示制度の新設や食品衛生管理の国際標準化など、諸課題が山積しておりますが、私どもソース業界にも深く関わる問題でありますので、当工業会として、関係省庁や団体としっかりと情報交換をした上で、会員企業が不利益を被らぬよう、情報の提供や適切な対応を行って参りたい所存です。

私どもソース業界においては、一昨年、25年ぶりの値上げを実施したことはご承知の通りです。主原料や資材費の高騰や円安などの影響でコスト負担が限界に達し、各社とも収益改善を迫られた結果ではありますが、この価格改定による反動減なども影響し、昨年の生産量面では、若干落ち込みが見られました。収益改善の面では一歩前進した感はございますが、根本的なウスターソース類の需要拡大を目指すために、高付加価値商品や汎用性の高い商品の開発、さらには新たな施策構築や普及啓蒙活動など、まだまだ注力しなければならないことはたくさんあると考えております。

このような状況の中、日本ソース工業会では、昨年、「ソースの日(11月7日)」制定4年目を迎え、前年度に続き「ソースの日」の認知やソースの特色・魅力を伝えるための事業を実施致しました。

メインとなった事業は、11月5日~6日の2日間、東京丸の内エリアで農林水産省が主催するイベント「JAPAN HARVEST 2016」に、一般社団法人日本ソース工業会として協賛出展したことです。

このイベントへの出展は、一昨年、昨年に続いて3度目となりましたが、継続性を重視し、昨年度も会員社のソース製品(108種類)や情報パネルの展示を行い、ウスターソース類の特色や魅力をアピールすると共に、日本各地の会員社46種類のソースを自由に食材(コロッケ)にかけてお召し上がりいただく「味くらべコーナー」を展開致しました。

このイベント自体には2日間で約15万人の方が来場されましたが、日本各地の様々なソースの味を体感いただいたことにより、さらに多くの方々に、より広く、より深くソースの魅力を伝えられたものと実感致しております。

本年は、日本ソース工業会が昭和52年5月に社団法人として設立されて以来、満40年を迎えることになりました。例年通り、イベント出展など消費拡大に繋がる活動はもちろんのこと、40周年の記念事業として、全国の小中学生を対象にソースの魅力を伝える活動なども予定しております。

これらの活動を通じ、ウスターソース類の魅力をさらに多くの消費者・事業者の方々にご理解いただけるよう、品質や価値を高める取り組みを行い、ソースの需要拡大、さらにはソース業界の発展に繋げて参りたいと思います。

皆様方のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

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